『神社の由来がわかる小事典』レビュー

カテゴリ:普遍的なこと [2009年01月15日 18時57分]
 『神社の由来がわかる小事典(←新書マップにリンク)』(三橋健著/PHP研究所2007)を読んだ。
 全体としてわかりやすく、面白い事実も記されており、大いに読む価値のある本であると感じる。ただし、神社に興味があればの話。

 単に要約を述べるのもつまらないので、へえーそうなのか、と意外に思ったことを以下に挙げる。

【1】神社に樹木は不可欠ではない(p34)
 もともと、神社を指す「もり」「やしろ」という語には森・林・樹木などの意味がなく、「禁足地(立ち入り禁止の場所)」という意味だった。
 つまり、神社に植物は不可欠のものではない。立ち入り禁止という要素こそが不可欠のもの。立ち入りが禁じられていたため、植物が茂ることになった。いつからか、それがまるで神社の象徴と受け止められるようになったという。

【2】『全国神社名簿』の存在(p51)
 2002年に神社本庁が発行した『全国神社名簿(←国学院大学のHPにリンク)』という資料があることを知った。信憑性の高いデータだと言う。今度図書館でさがしてみよう。しかし、そこらへんの図書館にあるだろうか…

【3】国帳社の存在(p79)
 神社の古い分類としては、式内社と国史現在社、一の宮くらいしか知らなかったが、『国内神名帳』という資料に所載の神社を「国帳社」と呼ぶと言う。初めて知った。

【4】無格社は多かった(p59)
 無格社は、1945年の時点で全国の神社の半分を占めたという。それにしては、今石川の神社を巡っていても、ほとんどは村社で、無格社はかなり少ない。『石川県神社誌』記載の神社も無格社は少ない。これはどういうことか。
 無格社は『石川県神社誌』に載らないほど規模の小さな神社なのだろうか。私も見つけられないようなどこかに、ひっそりと存在しているのだろうか。
 それとも、戦後にも大量の合祀があったのだろうか?よくわからない。
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